創作の仕事は独善的になりがちです。
コピーの最後の句点を打つ瞬間、気持ちは高揚し、
「最高の表現だ」「俺って天才」と自己満足するのです。
そんな邪心が脳裏に横切った時、原稿は隙だらけ。
周りからは「なーんかダサいっスね」と冷笑の嵐。
「その表現は本来の目的を果たしているか」。
冷静さを失った時は、原点に立ち返ると回答が見えてきます。
自分でも「確かにダサいな」と思えたら、そこがスタートライン。
表現の仕事は、解が一つでない。だから面白い。
この仕事に就き35年、まだまだ答え探しは続きます。
早稲田大学卒業、株式会社リクルートに入社、人材リソースビジネスの制作ディレクターに配属。株式会社リクルート退社後、株式会社アムスタジオ制作部設立、同社取締役に就任。1992年、同社制作部の分社化により株式会社アムスタジオ・クリエイティブ設立、代表取締役に就任。独立後はコピーライター兼ディレクター、デザイナーとして人材採用の広告制作業務に多くの実績を残す。近年はWebデザインにも進出。広告賞等の受賞歴多数。東京都生まれ。
■アクティビティ:ゴルフ、スキー、登山、スポーツ観賞(NFL、サッカー)、TVゲーム、ガーデニング